研究開発

教育研究

知的障害・発達障害を持つ子供を対象とした基礎認知教育

知的障害・発達障害(広汎性発達障害PDD・学習障害LD・注意欠陥多動性障害ADHD・自閉症スペクトラム障害ASD・等)を持つ子供達を就学後の教科学習にいかにスムーズに対応させるか。そのために就学前に何を身に付けさせるべきか。その視点に立って、文字・かず・ことば以前の認知機能の発達を多感覚的に促すための方法を研究しております。

知的障害・発達障害を持つ子供を対象とした視知覚・巧緻性教育

線や形を正しく認知する、文字を読むための注視や追視の機能を確実に身に付けさせるための方法を創業以来、継続的に研究して参りました。書く(描く)ことによって見る力を育てる。その具体的な方法論が「造形リトミックメソッド」です。

知的障害・発達障害を持つ子供を対象としたコミュニケーション能力の育成

コミュニケーションの基礎作りは、「伝えること」「共感すること」を楽しみ喜べるような人間形成にあります。その原型は、母子の初期のコミュニケーションに見ることができます。それをより効果的に行うために研究開発したものが、「歌唱言語法」です。

知的障害・発達障害を持つ子供を対象とした教科教育の指導法

発達障害(広汎性発達障害PDD・学習障害LD・注意欠陥多動性障害ADHD・自閉症スペクトラム障害ASD・等)を持つ方々また発達障害のグレーゾーンにある方々の多くは、普通教育を享受することを希望されています。 その期待に応えるためには、認知及び理解力に見合った指導を行うことが必要です。情報の取得、理解度において視覚優位であるのか聴覚優位であるのか、それによっても指導法は異なります。無理なく効果的に学習を進めていくための個に即した指導法の研究が不可欠です。

知的障害・発達障害を持つ子供を育むための家庭教育

学習の効果を最大限に高めるためには、学習の主体である子供が心身共に充実した良い状態であることが求められます。学校を中心とする社会の中で生きる子供たちの日々の緊張や疲れを癒し、身体的にも心理的にも休息と回復を与える機能を果たしうるのが家庭です。多くの子供たちの教育の経験を有するSEOLEOとしてご家庭のあるべき形を研究しております。

ソフト開発

パソコンが教育現場に導入された初期の時期より、基礎認知学習のための教育メソッドである「造形リトミック」のソフトを開発し、1983年の第21回日本特殊教育学会においては「精神遅滞児の学習におけるマイコンの応用」として発表致しました。
パソコンにより動画表現が可能となり、ビジョントレーニング及び巧緻性トレーニングの教育効果が格段に向上致しました。
これに続いて文字学習や数学習においても順次ソフト開発を進め、現在では歌唱言語法、歌唱数量法、歌唱生活法のパソコンによる教育を日々実践しております。また教科学習に特化したものとして2017年より「指導の匠」シリーズを開発しております。

研究者紹介

玉野摩知佳

株式会社SEOLEO 代表取締役社長
東京学芸大学大学院教育学研究科障害児教育専攻(修士課程修了)
日本特殊教育学会会員

■著書(共著)
玉野摩知佳・玉野紗千代「幼児の発達を促す造形リトミック」明治図書、1992

 

SEOLEOの研究開発は、日本の伝承遊び「絵描き歌」の進化と世界平和への願いからスタートしました。昭和初期生まれの創始者は戦後大連からの引き上げを経験し、世界平和を強く願っていました。
そしてもう一つの視点はテクノロジーです。殊に私は教育工学的なアプローチを積極的に導入してきました。
ビデオ教材、パソコンはPC-8001からはじまりMacintoshまで、周辺機器もタッチパネルや一本指で操作できたMacのマウス等を積極的に導入してまいりました。
同じ内容をより知的に、楽しく、やさしく学べ、確実に定着させることを目指した独自のコンテンツも数百を開発し、日々指導現場で活用・改良を重ねています。
まだまだ改善できること、開発できることは無限にあります。小さな努力を積み重ねて更に幸福感のある教材開発を知的に楽しみながら目指します。 「楽しいからのパートナー、知ることからのパートナー、ちょっと簡単からのパートナー」を目指します。

玉野紗千代

株式会社SEOLEO 取締役副社長・教育研究担当
立教大学大学院文学研究科教育学専攻(博士前期課程修了/博士後期課程中退)
日本特殊教育学会会員

■著書(共著・監修)
玉野摩知佳・玉野紗千代「幼児の発達を促す造形リトミック」明治図書、1992
池田真実著・玉野紗千代監修「過去から未来へようこそ ひとつの生き方からのメッセージ」株式会社SEOLEO、2013

■学術論文
『スペシャルオリンピックにおける「遊戯性」』立教大学 教育学科研究年報 第26号
『歌唱言語法-障害児のための歌唱による言語学習の試み-』立教大学 教育学科研究年報 第38号
『障害をもつ子どものための造形リトミック・メソード』立教大学 教育学科研究年報 第40号

 

実践的識者から学んだ2つの言葉

「目の前の子どもがテキストです」
マニュアルを優先するのではなく、その子どもにはどのような方法が効果的であるか、その子どもは何を求め何を喜びとするのか、目の前の子どもからそれらを感じとりながら教育方法を探求していく。

「プログラムがうまく進まないときは、自身の方法を振り返りなさい」 もう一度、子どもの躓きを分析的に把握する。今の方法の誤りはどこにあるのか。その問題点を解決するためには、どのような方法が望ましいのか。

これからもこれを研究開発における自身の理念として、歩みを進めていきたいと思います。

福沢令子

株式会社SEOLEO 第一教育研究部 専任部長
津田塾大学大学院理学研究科数学専攻(修士課程修了)

 

朗豊ゼミナール、発達支援教室エレファースの生徒様方は、個別に作成された効果的なプログラムによって学習を進め、日々成長されています。生徒様本人の希望と親御様のご希望を踏まえ、共にひとり一人の進路を切り拓いていきます。先輩生徒様の体験が後輩生徒様に引き継がれ、進路は年々充実したものとなっていっております。
生徒様が輝いていけるような進路を見つけて行くことに喜びを感じながら、日々保護者様との面談や学校訪問を行っております。これからも頑張っていきたいと思います。

セミナー

SEOLEOでは不定期でセミナーを実施致しております。

主な対象とする発達障害等

広汎性発達障害(PDD)
自閉症スペクトラム障害(ASD)
注意欠陥/多動性障害(AD/HD)
学習障害(LD)
精神遅滞(MR)
小児期崩壊性障害(CDD)
レット症候群(RTT)
知的障害
ダウン症(DS)

【障害の表記に関する当サイトの指針】
「発達障害」並びに「知的障害」等、「障害」の表記には他にいくつかございますが、当サイトでは音声読み上げアプリ等により「障がい者」の表記が「さわりがいしゃ」と読み上げられてしまう場合を避けるため「障害者」の表記に統一しております。

株式会社SEOLEO 統括本部 管理総務課
東京都国分寺市泉町1-2-15